人生を楽に、面白くするおすすめ本

本は知識と発見の宝庫。知っていれば乗り越えられる困難や避けられる苦悩が多くあります。

優しさより強さをー「強育論」

子供を持つ親として、今まで多くの本を読んできましたが、
その中で最も腑に落ちた本が、今回ご紹介する
宮本哲也著の「強育論」
です。

 

中学受験のカリスマである著者の言う「強さ」とは、
粗暴さではなく精神的な強さであり、
精神的に弱い人間が暴力や犯罪に走るのだと述べています。

また、一見「優しさ」に見える行為も
時には受けた側に負担を感じさせる
自己満足的なものもあり、
子供をまっとうな人間に育てるためには
「優しい子」ではなく「強い子」を目指すべきだと述べています。

 

精神的に強い子は堪え性があり、
努力を続けることができ、
欲望に打ち勝つこともできるので、
結果的に成長し続け、
目標を成し遂げ、
成功を収めることができるのです。

 

そういった子供を育てるための
親の在り方が、具体例とともに
歯に衣着せぬ論調で語られており、
耳の痛い部分もありながら
最初から最後まで深く納得することができた
稀有な教育論でした。

 

すでにお子さんがいる方はもちろん、
まだいらっしゃらない方にも
ぜひ事前に読んでおいて頂きたい本です。

 

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強育論 (ディスカヴァー携書)

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  • 作者:宮本 哲也
  • 発売日: 2008/02/13
  • メディア: 新書