人生を楽に、面白くするおすすめ本

本は知識と発見の宝庫。知っていれば乗り越えられる困難や避けられる苦悩が多くあります。

なぜ、人は動かされるのかー「影響力の武器」

スーパーの試食品を食べると
買わなくてはいけない気持ちになったり、
バラエティー番組でスタッフの笑い声につられて
笑ってしまったりー
皆さんにもこのような経験が
日常的にあるのではないでしょうか。

 

そんな何気ない行動には
それぞれ理由があることを
科学的実証をもとに分かりやすく解説しているのが
ロバート・B・チャルディーニ著(実践編は連名)の
「影響力の武器」「影響力の武器 実践編」
です。

 

 

 

本書には他にもさまざまな実例が挙げられており、
なぜそういった心理になるのか、
なぜそのような行動をとってしまうのかが
平易な文章でユーモラスに書かれています。
少しボリュームはありますが、
「あるある!」「なるほどねー」と頷きながら、
楽しくどんどん読み進められる内容です。

 

自分が人に流されやすい、騙されやすいと感じる方は特に、
本書を読むことで自分や相手の心理を
客観的に知ることができ、
実生活で実害を防ぐのに
おおいに役に立つと思います。

 

影響を「受ける」側でなく、
「与える」側になることで、
人生の質は180度変わるといっても
過言ではないでしょう。

本書のタイトルの通り、
「影響力の武器」を身につけることで、
自分の人生を思い通りにコントロールし、
より自分の理想に近い生活を
実現することができると思います。

 

ぜひ本書を楽しみながら読んで、
日々の生活に役立てて頂ければと思います。

 

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優しさより強さをー「強育論」

子供を持つ親として、今まで多くの本を読んできましたが、
その中で最も腑に落ちた本が、今回ご紹介する
宮本哲也著の「強育論」
です。

 

中学受験のカリスマである著者の言う「強さ」とは、
粗暴さではなく精神的な強さであり、
精神的に弱い人間が暴力や犯罪に走るのだと述べています。

また、一見「優しさ」に見える行為も
時には受けた側に負担を感じさせる
自己満足的なものもあり、
子供をまっとうな人間に育てるためには
「優しい子」ではなく「強い子」を目指すべきだと述べています。

 

精神的に強い子は堪え性があり、
努力を続けることができ、
欲望に打ち勝つこともできるので、
結果的に成長し続け、
目標を成し遂げ、
成功を収めることができるのです。

 

そういった子供を育てるための
親の在り方が、具体例とともに
歯に衣着せぬ論調で語られており、
耳の痛い部分もありながら
最初から最後まで深く納得することができた
稀有な教育論でした。

 

すでにお子さんがいる方はもちろん、
まだいらっしゃらない方にも
ぜひ事前に読んでおいて頂きたい本です。

 

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強育論 (ディスカヴァー携書)

強育論 (ディスカヴァー携書)

  • 作者:宮本 哲也
  • 発売日: 2008/02/13
  • メディア: 新書
 

 

 

座り続けるのは喫煙よりも体に悪い!?-「座らない!成果を出し続ける人の健康習慣」

座り続けるのは喫煙よりも健康に悪いー

 

そんな衝撃的な文言が帯に書かれているのが

トム・ラス著の「座らない!成果を出し続ける人の健康習慣」

です。

 

 

著者は、自身ががん細胞が体全体に増殖する難病を患い、
残念ながら視力は失ったものの、自分が少しでも長く生きるには
どうしたらいいのかと、生命を懸けた調査と実践の末に至った知識を
ふんだんに本書に記しています。

 

原著のタイトルは「EAT MOVE SLEEP   How Small Choices Lead to Big Changes」で、
「食べる・動く・眠る」の三つの観点から、
より良い小さな選択が大きな変化を生むということを
チャプターごとに簡潔に記してあるので、
まず目次を見て、自分が特に気になる箇所から読んですぐに実践していく
という読み方もおすすめです。

 

和訳のタイトルが「座らない!」とあるように、
「MOVE」が「運動」というほどのがっつりした動きでなくても、
立って仕事をしたり、20分ごとに立ち上がる用事を作るといった
些細な動きでも、喫煙よりも高いという座り続けることによる
死亡リスクを減らすことができるとのことなので、
まずは「MOVE」の項目からチェックするのもいいかもしれません。

 

ぜひ実際に読んで、少しづつでも日々の生活に反映してもらえたら
と思います。

 

 

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座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣

座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣

 

 

運動は人生の質を大きく向上させるー「脳を鍛えるには運動しかない」

運動は身体にいいー

 

ほとんどの方がそう思っているでしょう。

 

しかし、運動をすることで学習能力やIQが上がるというイメージは
あまり無いのではないでしょうか。

 

ジョン・J.・レイティ著の「脳を鍛えるには運動しかない」では、
運動が筋力や心肺機能を高めることの方がむしろ副次的で、
運動によって心臓から血液がさかんに送り出されて、
脳細胞がベストの状態になることの方がはるかに重要だと述べています。

 

 


 

 

 
本書では、運動は学習能力の向上だけでなく、ストレス・不安・うつ・ADHD・依存症・PMS認知症の予防や改善に効果があると述べており、運動をするかしないかで
人生の質が大きく変わるといえるのではないでしょうか。

 

本書での運動とは主に有酸素運動で、目的によってはダンスや体操など複雑な動きで脳と体の両方に負荷をかける運動をするとより効果的とのことなので、ぜひ実際に読んで皆さんの目的や嗜好、生活に合った運動を実践していただきたいと思います。

 

 


 

 

 

ストレスは害になるだけではないー「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」

ストレスは無いに越したことはないー

 

みなさんそう思っていませんか?

 

でも実は違うということが書かれているのが、

ケリー・マクゴニガル著の

スタンフォードのストレスを力に変える教科書」

です。

 

 


 

 

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この本では、「ストレスが多い」と思っている人ほど生きがいのある、満足度の高い生活を送っているという事実や、ストレスがない=退屈で暇な人生は死亡リスクを高めることなど、研究で明らかになった意外な事実を紹介しています。

 

本書の冒頭で、「ストレスは害になる」という思い込みを「ストレスは役に立つ」と考え方を変えるだけで、うつ病の発生率を下げることができると書かれており、これはすぐに実践できることだと思いました。

 

より深い理解のために、ぜひ読んでみて下さい。

 

 


 

 

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